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キャトルでSRVであり、さらにスキッパーで、ごくたまにソレックスなブログ。
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キャトルがいない。
プラグホールがお馬鹿になってしまって、プラグを発射してしまったので、しばらく修理に時間がかかる。

んで、弄って遊ぶものがなくなってしまったので、前々から気になってたものを複製することにする。

kya125.jpg
これです。キャトルのバックランプのレンズを複製しようという魂胆です。

なにやらこのバックランプが付いている個体と付いていない個体が存在する。
仕向け地が違うとかそうゆう理由みたいですが、詳しくはよく分かりません。
わたくしのキャトルは、たまたま付いてました。

付いているのはよいのだけど、レンズが経年劣化でヒビだらけなのですよ。このレンズ。
ええ、業界用語でズンレー。レーズンの業界用語もズンレーっぽいけど、まあ、今は関係ない。

んで、ヒビ割れで、いつ崩壊してもおかしくない状態なので、交換したいのだけれど、この新品レンズがほいほい手に入らない(気がする)。いや、手に入りそうな気もする。
というか、自分で作ることに意義がある。スペインの雨は広野に降る。

キャトルが修理から戻ってくるまで、時間があるのでなんとなく作ってみようという企画です。

前置きが長すぎだ。

造り方をネットで探してみたところ、結構皆さんウインカーレンズなどを複製している模様。
といっても、あくまでドレスアップのための制作がほとんどで、わたくしのような、ポンコツレンズ再生方面の方はあまりいない様子。トホホじゃよ。でも、なんとなく造り方は分かったような気がしてきたぞ。

とりあえず材料調達。ネットのお店でポチッとな。というかこの材料費ですでに、レンズが沢山買えそうな勢いだが、道楽ですからねぇ。まあ。

kya138.jpg
材料が届いた。

kya139.jpg
ここで、材料が届いたからといって、あせってはいけない。
まずは梱包材の西日本新聞に目を通してからの作業になる。

kya126.jpg
さて、作業を始めるのだ。
オリジナルのレンズをコンパウンドで磨く。一見綺麗だが、細部に細かいヒビが無数に入っている。
リアハッチを閉めた衝撃とかで、パリーンってなって、地面に広がる無数の透明な粉の上にガックリと膝をついて、「どうしてなのさ」と泣き崩れる午後三時な自分が想像出来ちゃうので、これは一刻も早く複製しなくてはならない。

kya128.jpg
と、ここで唐突に油粘土が登場。
シリコン型を造るために、必要どす。最近の油粘土はそんなに臭くないのね。
適当な円柱の物体で平らに伸ばす。

kya129.jpg
粘土を、ダンボールにビニールが貼ってある板(アマゾンの梱包材とも言う)に乗せる。ほいで牛乳パックを適当に詰めた枠を作って、粘土を上からグニグニ押して型抜きする。
んで、ここにパーティングラインを考えながら、例のズンレーをグニッと粘土に適度な深さで埋めるのです。
あ、レンズの脱脂を忘れずに。

kya130.jpg
赤鉛筆みたいなてっぺんが丸い棒で、ぺったんぺんったと凹みをつける。

kya131.jpg
この凹みは、型のずれを防止するためのダボになりますです。こんなに沢山やんなくても大丈夫だと思うのだが、ペッたんペッたんが楽しくてついやりすぎた。湯口の位置を考えながらぺったんぺったんやんないとあとでめんどくさいね。

kya132.jpg
ここにシリコンを流し込むのだが、粘土に離型剤塗っておくと、粘土をシリコンから綺麗にはがせるとの事。ほほう。適当にぺとぺと刷毛塗り。

kya133.jpg
んで、シリコン。どのぐらいの量がいるか分からないから、とりあえず1kg買ってみた。

kya140.jpg
片面の型で400gだろうと予想して、計量。硬化剤を入れる。硬化剤の混合比は100:1(メーカーによってたぶん違う)なので4gの硬化剤が必要。この硬化剤は40滴で1gらしいので160滴いれる必要がある。大変だ。
指がプルプルしてくるし、段々パナップのグレープ味に見えてくるしで、油断ならない。

kya134.jpg
硬化剤をいれたら混ぜる。ほんのりピンク色の物体が完成。
ストーブでちょいと暖めて泡を抜く。
しばらく眺めていると、今度はフルーチェのストロベリー味に見えてきてしまう、困ったもである。
右手が勝手に口に運ぼうとするのを、必死に左手で抑えながら次の工程に移ります。

kya141.jpg
筆でレンズにシリコン塗るよ。こうすると型の表面に気泡穴が出来難くなるようですよ。

kya142.jpg
隅のほうからゆっくり一定のスピードでシリコンを注ぐ。
繊細な容器の傾け加減が必要。粘度がそこそこあるので、気を抜くと固まりが、ルロロロロロロロロロロロー!って一気に注がれちゃって大変焦る。

kya143.jpg
レンズが完全に隠れるぐらいまでシリコンを注いだら、ストーブで暖めながら、適当な棒で枠をたたいて気泡抜き。それなりにぷくぷく泡が出てくる。

kya136.jpg
気泡抜きを適当に切り上げて、残りのシリコンを注ぐ。シリコンの量は大体400gで丁度よい感じだった。
レンズが割りと大きいから、結構な量が必要だすな。

kya137.jpg
そんで、揺らさないようにして、硬化を待つ。
一応、見張りを立てておいた。

完全硬化は12時間以上。1日ぐらい放置しておく。

~やたらと長い作業なので、続きは次回…~

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無題
長文乙。
科学班たのしそうね(・∀・)


あと助手席のドアロックノブも直したらどうよ?
Posted by あに 2010.01.26 Tue 23:40 編集
無題
>助手席のドアロックノブも直したらどうよ?
あれは金属製だぎゃー。
Posted by ototo 2010.01.27 Wed 15:56 編集
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